頑張る必要がないものもあった。悲しくなった。

ベジタリアンのお客さんへ出す料理に苦労する日々。

何を作ったらいいのかわからない。

 

なんの野菜ならよく食べるのか、どんな味付けが好みなのか。

もともと野菜が苦手な私は、余計わからない。

サラダなら食べてくれるのわかるんだけど。

 

 

 

肉と野菜を一緒に調理した料理でも、肉を避けて野菜を食べてくれるものなのか。

肉の脂分が野菜についてるからアウトか。

マヨネーズとか隠し味に入れてもわかってしまうのか。

こっそり入れるべきではないのか。

 

野菜だけの炒め物を作っても、あまり食べないこともあって、

何がお気に召していないのか理解できない。

多少食べてるんだろうけど、減りが少ないとおいしくなかったんじゃないかって

思ってしまう。

 

 

考えに考える毎日。

 

 

ヴィーガンチーズとか、ヴィーガンマヨネーズとか作るまでは、さすがにできない

(というかそこまでしてチーズやマヨネーズっぽいもの食べたいなら、

ヴィーガン辞めちまえと思う)

 

だからあくまで家にある、自分がよく使う材料でできる料理…

 

 

ってかなり限りがある。

 

 

 

もうよくわからなくなったから、味付けは本人に任せてみようということで、

シンプルにジャガイモ・玉ねぎ・人参・ブロッコリー・トマトをザク切りにして

温野菜にしてみた。

野菜を大きめに切って、蓋つきシリコン容器に入れてレンジで温めるだけ。超簡単。

 

テキトー感満載の料理 (もはや料理?) だったが、食卓に出してみたら…完食だった。

 

 

 

 

おっ

 

 

 

 

純粋に作った料理をいっぱい食べてもらえたことが嬉しかった。

 

 

 

 

と同時に、なんだか少し切ない気持ちになった。

 

いろんな味付けを考えて、野菜の組み合わせを考えて、

ときにキノコを入れてみたり、春雨入れてみたり、豆腐入れてみたり、

豆入れてみたり…自分なりに手間をかけて作った料理はあまり食べられず、

 

ただ野菜を切ってレンジに入れただけの料理をもりもり食べる。

サラダも然り。野菜を切って混ぜただけなのにもりもり食べる。

 

 

私がいくら頑張っても意味なかったんだって…

自分が考えて作ったものじゃなくて、

誰でも作れそうな素材そのものでしかない料理の方が食べてくれるんだって。

 

苦労報われない感じ。

 

 

 

あぁ、今まで頑張ってたのは何だったんだろう、と。

 

 

いや、そのプロセス頃が今回の発見につながったのも事実だけど、

 

 

なんか悲しい

 

 

 

さぶお

私は菜食主義者にはなれない

ベジタリアンにはいろんな種類があって、

肉を食べないように心がける程度のものもあれば、魚は食べるよーとか、

乳製品・卵は食べるよーとか、出汁やスープならええよーとか、はちみつはダメー

とか、革製品のものすら動物殺しとるから受け付けんよーとか、

まぁ、その人なりの許容範囲が様々。

 

 

カナダにいるときに、初めてヴィーガンの知り合いができた。

とてもスリムで体が薄い女性、でもとてもアクティブで活き活きとしてた。

知り合ってしばらくして菜食主義者だと知り「そりゃ〜これだけ痩せとるはずやわ」

と納得した。

そのヴィーガンの彼女と他の友人とピザ屋に食事に行ったときは、

「私は野菜だけのピザが一つあれば大丈夫だから、みんな好きなものを頼んでね」と、

他の人が肉や魚を食べることに対して特に何も言わなかった。

 

オーストラリアにいるときに、公園にある共用バーベキュースペースがあった。

私たちのグループがバーベキューをしていたら、すぐ隣でアジア系の人たちが

バーベキューを始めたんだけど、どうやらヒンドゥー系の方々だったらしく…

(何を焼いてたかは見てなかったが) 突然私たちグループの方に向かって、

「ねぇお肉を焼かないで!こっちにお肉の匂いや煙が来るの。私たちは宗教の関係で

お肉を食べないの!肉を焼いているとこを見たり匂いを嗅ぐのも不快なの!」

って感じのことをまくしたてられて…(えぇ、こっちのが先に来たのに…)

 

ヒンドゥー系の人はベジタリアンっていう括りでもないと思うが、

肉を避けて生活している点では似ているかと

 

youtu.be

 

今までヴィーガンってのに否定的な意見はなかった。

肉食べません、動物性のもの摂取しません、野菜と果物を食べます。

お好きにどうぞ、野菜食べてください。私は肉が好きなので食べます。お肉おいしい。

 

 

しかし、身近に菜食主義者が現れて、そう思っているだけとはいかなくなった。

ヴィーガンに近い人を数日間もてなすことになり…私たちと同じ食事をとることに

なったのだが、野菜があまり好きでない私の作る料理は、肉や野菜や卵は不可欠。

 

野菜だけでみそ汁やスープ作ったり、野菜炒め作ればええんか?あとサラダとか。

そう考えてみたらなんとかなりそう。って最初は簡単に考えていた…

 

 

しかしいざ作ろうとしてみると…

 

 

味噌汁の出汁がそもそも魚やん

ポトフのコンソメてチキンやん

サラダのシーザードレッシングて乳製品やん

野菜のクリーム煮も牛乳やん

ていうかパンも卵と牛乳やけど

アイスクリームもケーキもあかんやん

 

 

うちに登場するご飯は基本アウト

もう自分の技量と、うちにある材料じゃ作れるもんないけど

 

 

 

いきなり挫折

 

 

 

何食べて生きとるん

 

 

 

味付け塩しかなくない?

スープの味付けって塩だけじゃ厳しくない?

マヨネーズもあかんの?

 

 

 

のちのち、

目に見える肉や魚は食べないが、目に見えない出汁やスープは大丈夫、

パンも食べる、とか若干ゆる〜い感じだと判明したので、

少しはハードルが下がったが、それでも肉を進んで入れられないから、

どうしても私の腕だと質素な見た目のご飯が出来上がる。

肉食人間用に肉料理も作るけど、基本野菜料理を多めに作ってるあたり私は良い人だ。

ほめて

 

 

もてなす側だから、お客さんが食べれるものを用意する分、

野菜中心の日々で、肉好きな私は食事をあまり楽しめないでいるのも事実で…

私みたいな肉食人間と菜食人間が分かり合えないのもうなづける。

一緒の食事にしちゃうとどっちかが我慢することになる。

今回は私が我慢する側(もっと肉食べたい)

 

 

だからさ、基本的には両者別々の食事に分けたらいいじゃない。

お互いが好きなもん食べて、相手はご自由にどうぞでいいじゃない。

お肉なしじゃ全然食事楽しめないもん

 

 

 

今回こういう経験をして…

 

 

日本人は和食だ、野菜だ、ヘルシーだ、とかほざいておきながら、

肉や魚は生活に欠かせないものになってるんだと改めて感じた。

 

そして、野菜多めのディナーで、端に追いやられている肉料理を口に入れると

「あぁああああ!!!!肉ウメェええええええ!!!!!やっぱりお肉が一番だぁあああ!!!!」って、お肉への愛を再確認できた。

 

人間食べて幸せに感じるものを食べなきゃね!

 

 

 

はぁ肉うめぇ

 

 

 

さぶお