韓国人の友人

 

カナダのビクトリアでワーキングホリデーをしていた去年。

4か月通った語学学校で仲の良かった韓国人の友人Cさんから、久々にメールが来た。

 

私が日本に帰国した少し後に、韓国に帰国した彼女は、

休学していた大学を最近卒業し、またビクトリアに戻って、今住んでいるらしい。

内容はそのことの報告と、私の近況を聞くメールだった。

 

 

 

彼女は韓国人で、年齢は私の2歳くらい下。

 

語学学校で最初のクラスが一緒だった彼女。

初めはその子は別のこと仲が良かった。そして私は孤立していた。

 

しかし、とある授業の時だったか、

「先週末に何をしたか」というお題で話し合うように言われ、彼女とペアになった。

その前の週末、私はホームステイ先のルームメイトとケーキを食べたので、

その時撮った写真を彼女に見せたところ、たいへん食いついてきた。

 

 

彼女は甘いものが大好きらしかった。そして私も甘いものが大好きである。

 

その共通点から仲良くなって、自分が食べたスイーツの写真を見せ合ったり、

ケーキを食べに行ったり、旅行に行ったり、家でケーキを作ったりした。

スタバにドリンク1本で4時間ほど粘ったこともある。

 

 

彼女は英語力を向上させるのに本当に助けられた。

 

 

留学やワーホリに行ったことのある人ならあるあるだと思う。

同じ国の人を見つけると、最初は英語で話すが、途中から母国語を話し始める。

そして、それが楽で母国語ばかり使うようになる。

 

例えば、日本人だったら、

日本人の子と友達にになり、日本語で話す。

休みの日には日本人の友達と一緒に遊びに行って、日本語を話す。

語学学校ではもちろん英語を話すが、

他国の人より日本人の方が自分の意思が伝わりやすいため、日本人とばかり話す。

 

ランチで外国の子を誘うのは怖いので、誘われ待ち。

でも誰にも誘われないので日本人で集まって食べる。

→最初は妙なプライドがあって、「せっかく外国にいるのに、こんなはずじゃ」

って落ち込むけど、やっぱ一緒にいると仲良くなる→日本語ばかり話す

→留学(ワーホリ)事態は楽しかったが、英語は添える程度

 

こういう人がホントに多い。

というか、オーストラリアで留学していたとき、私もそんな感じだったから。

韓国人の友人Cさんがいなければ同じようになっていたと思う。

 

 

 

でも彼女がいつも一緒にいてくれた。

そして、Cさんは非常に英語に関してストイックだった。

彼女が韓国語を話してるのを、私はほぼ聞いたことがない。

 

 

ランチは私(日本人)とCさん(韓国人)と他2名(韓国人)と食べていたが、

全員が完全に英語でしゃべっていた。他の2人も非常に協力的だった。

 

途中で別の韓国人がやってきて、韓国語で話しかけてくると、

Cさんは「彼女(私)は日本人だよ」と言って、英語に切り替えてくれた。

 

だから、「外国の友人が母国語で話すから、理解できず置いてけぼりを食った」

っていう経験はなかった。

もしそういう状況に遭遇しても、誰かが英語で通訳してくれたと思う。

 

 

私が日本人のルームメイトに電話をするときに日本語で会話をすると、

「外国にいるのに、ここで日本語でしゃべったら意味ないじゃん」

と、ちょっと怒った。

 

同じ国の人と固まって行動しやすいアジア人にしては珍しい子だった。

 

 

 

旅行に行くのもほとんど彼女だった。

 

正直言って、旅行ぐらいは気分転換だから、

日本人と旅行して、思いっきり日本語でしゃべってもいいわーって思ってた。

 

だから最初、彼女と旅行に行くことに決めた時、

内心「旅行先でも英語か・・・気が休まらんな・・・」

ってちょっと後ろめたい気持ちがあったけど、

実際計画立てて行ってみると、普通に楽しかった。

 

先生に行って授業を途中で抜け出して旅行へ出発し、迷って聞いて、

寝てしゃべって、夜遅くに宿泊先に帰って、ベッドで深夜までしゃべって。

 

 

もちろん旅行は、楽ではない。

行きたい場所、交通機関と時間・運賃、宿泊費・宿泊先。

日本人同士でも時間がかかる旅行準備。それを英語で。

 

ネットはWifiのあるところでしか使えない。

細かく複雑な表現ができる英語力は持っていない。

そしてここは外国。

 

自分で伝えられる英語、相手にも伝わる英語の限られた範囲の中でやり取りをしないと

いけないから、たまに投げ出したくなる時もあった。

でも、私も彼女も英語はしゃべれる方。中級よりはちょっと上だったから、

割と伝えたいことを表現できたし、理解できたのが救いだった。

 

 

ワーホリ中に色んな所へ行って観光ができた、という喜びよりも、

外国の友達と英語だけで旅行に行くという貴重な体験ができた喜びの方が大きい。

 

自分のやりたいこと思ったことを必ず口にする子だったから、

控えめで自分の意見を言えない私は、たまに振り回されることもあったけど、

だから私も(少しではあるが)自分を出せるようになれた。

 

だからCさんには感謝している。

 

 

やっぱり、自分の行く先々で出会う人によって、

その後の生活って本当に左右されるんだなって感じた。

 

だから私も、この人と一緒にいたいって思える人間になりたい

 

 

 

なれるだろうか、

80年後くらいになったらなれるときが来るかな

 

 

 

さぶお